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なんか出てきたので乗っけておこう。
ところで9月頭が金曜だったのって一体何年前ですか?(笑)
欠伸を噛み殺す深夜帯、コンビニ帰りの交差点で赤信号に引っかかる。
9月頭が金曜だったりするといけない。始業式があったと思ったらまた週末、夏休みボケするなって方が無理だ。
残暑激しいヌルい風に洗い髪を晒して、自分がさっき出てきたシャワーで湯を浴びているだろう相手のことを考える。
新聞配達はまだ辞めないのだそうだ。プロ入りは確実なんだろ、と聞いたら、決定は11月だと返された。それまで続ける気らしい。どうしてああも忙しいのだろうか。引退したばかりなのだから休み惚けくらいしていただきたい、まるで自分一人が怠惰みたいじゃないか。
そういえば会った始めから、屑桐無涯は忙しくしているのが趣味みたいな奴だった。
朝練だって充分早いのに、その前に朝刊を配達して家族分の朝飯を用意しているらしい。弁当も自分で作ってくるし、なんやかやとクラスの雑用も引き受けていたし、それでなくても練習で忙しいというのに。
…馬鹿じゃねえの。
呟くと同時に変わった信号を渡って、数分もかからない帰路をゆっくり歩く。馬鹿じゃないのか、と最初に思った一年の頃へと思考が飛ぶ。見上げた空は曇り、だらだらとものを考えるのにはちょうどいい天気で。
ああそれで放って置けなくなったのだった。
何かを噛み潰すようにして己を追い立てる様が、蹴落としてやりたい好敵手を睨んでいるだけのつもりだった視界に嫌でも入ってくるから、
自分が一日を野球のために使っているのに、あまりにも別の事に時間を割いている相手に負けている状態が許せなかったから、
あいつが引き受けるべきじゃない雑用を本来こなすべき相手に押し付け返して、それでも残る膨大な仕事の何割かを取り上げて消化して、更に勝手に仕事を増やそうとするツラをひっぱたいてやろうと思ったのに、とっ捕まえたら隈が浮いていたので歯軋りしつつ肩を貸したらあっさり其処で眠るようになった。
それをうっかり可愛いと思ってしまった自分の方が、よっぽど馬鹿だったのだろう。
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↑これだけメモ帳から発掘したので。
恐らく書いた時はそのまんま9月頭だったのでしょうけども、新聞配達の前だから3時頃?に、外出って。
今読むと寒い…