消化不良。 2007/01/07 (Sun)

あっ？！　そういえばあけましておめでとうございます。

本年も9950と帥仙刃六をよろしくお願いいたします。

ッて言いつつあんまり関係のないもの↓
｢沢松ドリー夢｣。(敬語だったら沢→梅で通るなあ)てなってるけどあんまり沢要素はない。
移動手段がバイクらしい発言があるくらいで。

なのでもう、いっそ　誰か→誰か　で好き勝手にご想像下さい、の方が素直かもしんない。お好きなＣＰでご想像ください。

…。会いたい、ん　だけど。

かたかたと携帯の画面に現れた文字を見て、それが自分で打ったものだと気付くまでに時間が掛かった。
送信先にご丁寧にも相手の名前が表示されているのに慌てる。送信ボタンの代わりにデリートを連打して、今度はちゃんと頭で文面を考える。

初詣行った？もし良かったら一緒に。

ああ　いやそんなんじゃなくて。
あからさまな誘い文句に項垂れる。一緒に行きたいだとか、顔が見たいとか、そんな文句は要らない。会いたがっているように見えるようなメールなんぞ送ってはなんと思われる事か。正月早々弱みを見せてなるものかと眉根を寄せて、一度画面から目を離した。壁を睨んで、不自然でない言葉を選ぶ。

神社まで行ってくるから、初詣まだだったらついでに乗ってかないか。

…か、な。
どうでも良さそうにすら取れる内容に一応は満足して再度携帯へ意識を戻し、送ってしまおうとして手が止まった。
どうでもいいならそんなものをわざわざ送る必要があるんだろうか。

どう足掻いてもメールする事自体が「弱みを見せる」事そのままでしかない事に今更気付き、ベッドに携帯を放ってその場で転がってしまう。
新学期が始まってしまえばどうせ顔を合わせるのだ。それまで待ちきれないなんて女々しい事をいちいち知らせてどうしようというのか。

「…会いたい。」

溜息のついでに勝手に零れた言葉に驚いて口を塞いだ。俺はあいつに会いたいのか。そういえばそうだった。
いや、実は始めから自覚はしてたけど。
しかし、以前二人で会ってから二週間も経ってないのだ。丸一日顔を見なかった時点で家まで押しかけようかと思った処を、流石に早過ぎるだろう一週間くらいは待とうと勝手に決めた。
その週が終わった途端にこれか。いくらなんでも「会いたい」なんて言葉が出てくるには早過ぎないか。多分早い。やっぱりもう少し。

少しっつか大人しく新学期を待とう、と重々しく決定を下して天井を見上げる。
決めてしまえば出かける予定は無くなり、やる事がなくなってしまうと暇で。

「あいた　」

い。

暇だと本音が勝手に口から出るものかもしれない。いや、だから。　　１ヶ月　、くらいは。適当にリミットを想定してカレンダーを睨む。
学校でだって部活でだって顔を見るのに、二人で会いたい、なんて訴えるにはそれなりに期間があいていないと格好がつかないだろう。
せめて２週間くらい　は…　　　どれだけ短くても１週間、っつって１週間どーにかなったしあと　…あと、５日くらい。

一週間前にもそう思って睨んだ日付が、ちょうど今決めた日にちの真上にある。その日をクリアしたから一週間後の日付に移動したわけで、多分今決めた日を過ぎたら自分はもう一段下の数字と勝負する気なんだろう。
そーやって伸ばして行くと１ヶ月が２ヶ月になって、最終的には　会いたい　なんてずっと言わないままになるんじゃないだろうか。
忙しい相手が決して向こうからそんな事を言って寄越さないのを承知で自分から連絡しないという事は、二人で会う事はなくなるって事だ。それはちょっと。


「会い、」

っだから！　あと５…っ　、くら　い　…ッ


++++
いやウン、実は菫ちゃんがね。