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手の平サイズのガラス瓶に入っている。内容量は栄養ドリンクくらいだろうか。
硝子の栓がしてあって、透明の瓶に透明の液体。
一見真面目なその外見(しかし冷静になって考えてみると飲むモノとしては全然普通じゃない。実験用の何かの薬品のようだ)
を裏切って、ラヴェル表示には口語が用いられている。
原材料:ありません。
用法・容量とかも、~じゃないかな。 とか、書かれている。
蓋のフチになにやら書かれているのが、「消費期限」とかじゃなくて 「飲んだ人の感想だよ」と記述されていた。
感想曰く、
「飲んだ後~~なり、~~後に ガフッ となる。 つまり、この薬は二度クる。
(なんで自分の喉ってこんなに繊細なんだろう)」
とか。
…飲んで大丈夫なんだろうか。と真剣に思う。 喉に来るの?(焦)ていうかガフって。半角っぽかったし
実はこの薬、どうやら隣の課で「抹茶カフェラテ」(2.2L)を頼んだ際におまけで付いてきたものらしい。
何故なら抹茶カフェラテを頼んだ後気が付いたら持っていたから。こんなもん自主的に買わねえよ、値段もわかんないし
そしてどうも二日酔いとかに効くらしい。「え、じゃあ今飲んだ方がいいの? ていうか呑む前に飲むべきだった?もしかして」などという話になる。
一寸余談だが、抹茶カフェラテは飲んだら感想レポート(A4用紙を束で貰ってある)を提出する決まりだ。抹茶カフェラテは未だ飲んでいない…ってか2.2Lの物体を1人前として販売するな。デカい四角いバレットで茶を点てるのもどうかと思う。その作業をしてくれた課長は28歳くらいの恰幅のよい女性だった。
この薬の感想も同じレポートにして送ってやるべきだろうか。それが蓋のフチに採用されたりするのか。
で、薬の話に戻る。
あんまり怪しい薬だが、かの課長が結構好きだなと思ったので飲んでみる事にする。ホルマリンか何かなんじゃねえの的硝子の栓を開け、瓶の中身を一息にあおり…
………目が覚めた。
11:35。 吐くまで呑んで朝方5時を回ってから店を出たとは思い難いほど、パカ と目が覚めた。
「絶対あの薬の効果だ!!!」
と、真剣に思ったところであの女性課長は夢の中にしか存在しないのだが、レポートを提出する先は一体何処。