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くずきりを拾って帰った。

いくら夏だといって、自生しているものがあんなに立派に成るのは珍しい。枝で完熟させればさぞ美味いとは思ったが、放っておけば時期に誰かがもいで仕舞うだらう。
ならばと己がその誰かを演じる事にして、家で追熟させようと思った訳だ。どうせ鳴く様になるまで後何日も無い様子、直ぐ食べ時になる。
「確か、丁度良いダンボゥルが在った筈。」
閉じ込めて置くに場所が要るなと思ったら、抱えて居たそれと目が合った。

あかい、眼。


むがい。
ガムテェプにさう書いて貼ったのは、名前を付けようなどと思った故では無い。
野生のくずきりを拾って帰りはしたが「食べられた物では無かった」という話を稀に聞くからだ。有毒の種で無い様にという願掛け。
何せあんなに旨そうだったのだからして。

「スイセン、すいせん。」

やれ鳴いたなと思ったら、むがいはほろりと綻ぶ様に笑った。今剥がしたテェプを戻そうとしたおれは青褪めてでも居たのだらう、ちいさい手が頬へ伸び、不思議な色を湛えたあかい目は明かに「心配」を乗せて居た。

とても、たべられたものではない。

野良のくずきりを見掛けても、拾うのはお薦めしない次第である。



+++

駐車場にニガウリが自生しており、「実ったら誰ぞ食べるのだろうか」と疑問に思った事からの連想。

アーそういえば先日の訳は「琉球語なんぞと呼ばずにウチナーグチと言ってくれ(笑)」くらいの意味でした。
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