オタクだの腐女子だのBLだのというモノをご存じない方、またそれらに不快感を覚える方は閲覧及び係わり合いになる事をご遠慮下さい。
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なんかブログの更新がっていうかサイトの更新が滞りまくりなんですが
ちょこちょこネタ投稿しといて、あとでサイトへ編集しようと思います。
つーわけでして今頃100題の続き、64:首
ちょこちょこネタ投稿しといて、あとでサイトへ編集しようと思います。
つーわけでして今頃100題の続き、64:首
妙なデジャヴを感じて、Tシャツの襟を引っ張った。
伸びる、と不機嫌そうな声を上げるくずきりは多分、本気で首が締まる事よりもシャツの心配をしている。
「…マズった、」
引っ張ればよく、引っ張らなくとも何かの拍子に見えてしまいそうな位置に、歯型。
どうも昨日は自制が効かな過ぎたらしい。
「絆創膏か何かでも貼るか…部室で着替えたら見えるどころの騒ぎじゃ無ェ」
「伸びると言ってる、放せ」
声のトーンが不機嫌になったのは、いい加減気道が締まったからだろうか。
妙なデジャヴを感じて、Tシャツの襟を離した。
以前同じ場所に傷が付いたのは、殴り合っていた時に突き飛ばした先にあった定規が掠めた時だった。
ちょっと間違えば刺さったのではないだろうかと思うと血の気が引いて、
傷の深さを確認しようと咄嗟に胸倉を引き寄せたら、よく似た台詞を吐かれたのじゃなかっただろうか。
言葉とほぼ同時に飛んできた拳に思い切り打たれたのを思い出して身を引こうとしたら、
比べ物にならないのろま加減で首が伸ばされて唇を追いかけられた。避け損なったのは寝ぼけていたせいにしておく。
随分と関係は変わってしまったものだ。どちらがマシだと言われると、困る。
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