オタクだの腐女子だのBLだのというモノをご存じない方、またそれらに不快感を覚える方は閲覧及び係わり合いになる事をご遠慮下さい。
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お帰りなさい
末の弟は泣きそうな顔をして、どもりながらそう言った
寂しかったのかと思って抱き締めてやると、少し間をおいておずおずと背中へ腕が回り、あやすように背を叩いてやれば頬が擦り寄せられた。泣きそうだった顔は、肩の上で笑っただろうか。
嗚呼、家に帰ってきたのだと思う。
「よォ、"お帰り"。」
顔を上げれば、腰にエプロンを巻いた、しかも楽しげな様子の。
留守を頼んで、こんなに親しげにこの挨拶を掛けられた事があったろうか。ついほうけてしまってから後、目元が、顔が、緩むのが自分で解った。
「……ただい 」
「でェ、屑桐4号。お前抱っこに浮かれて忘れてンじゃあねーだろーなあ?兄ィちゃんが帰ってきたら何て言うってエ?」
「…ま?」
腕の中のちいさな体がびくりと竦んで、しがみつく力が増す。
帥仙の笑みは見る間に深くなって、にやにや、と形容するに足るまで数秒を要さなかった。
嗚呼。今、体勢のせいで見えない位置にある弟の顔が怯え切って泣きそうに戻っているのがありありとわかる。帥仙がこんなに生き生きと苛めて喜ぶのだからどうせ大した事でも無かろうに、オレが戻ればさぞ怒られると、好きなだけ脅しを掛けておいたのだろう。可哀相に。
家に帰ってきたなあと、思う。
+++
某支社さんがおやすみの間自己保管がんばろうと思ってたんですが、やっぱ毎日は無理だった。
帰ってみたら9950が頑張ってたぜヤッターとか、言われたかった(←?)のに失敗したので「ごっ…ごめんなさいお帰りなさい(凹)」なきもちでオカエリネタ。
お帰りをお待ちしておりました(三つ指)。
末の弟は泣きそうな顔をして、どもりながらそう言った
寂しかったのかと思って抱き締めてやると、少し間をおいておずおずと背中へ腕が回り、あやすように背を叩いてやれば頬が擦り寄せられた。泣きそうだった顔は、肩の上で笑っただろうか。
嗚呼、家に帰ってきたのだと思う。
「よォ、"お帰り"。」
顔を上げれば、腰にエプロンを巻いた、しかも楽しげな様子の。
留守を頼んで、こんなに親しげにこの挨拶を掛けられた事があったろうか。ついほうけてしまってから後、目元が、顔が、緩むのが自分で解った。
「……ただい 」
「でェ、屑桐4号。お前抱っこに浮かれて忘れてンじゃあねーだろーなあ?兄ィちゃんが帰ってきたら何て言うってエ?」
「…ま?」
腕の中のちいさな体がびくりと竦んで、しがみつく力が増す。
帥仙の笑みは見る間に深くなって、にやにや、と形容するに足るまで数秒を要さなかった。
嗚呼。今、体勢のせいで見えない位置にある弟の顔が怯え切って泣きそうに戻っているのがありありとわかる。帥仙がこんなに生き生きと苛めて喜ぶのだからどうせ大した事でも無かろうに、オレが戻ればさぞ怒られると、好きなだけ脅しを掛けておいたのだろう。可哀相に。
家に帰ってきたなあと、思う。
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某支社さんがおやすみの間自己保管がんばろうと思ってたんですが、やっぱ毎日は無理だった。
帰ってみたら9950が頑張ってたぜヤッターとか、言われたかった(←?)のに失敗したので「ごっ…ごめんなさいお帰りなさい(凹)」なきもちでオカエリネタ。
お帰りをお待ちしておりました(三つ指)。
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